●1991/9 マツダ ユーノスロードスター
複数のデントリペア、タッチアップ、テクニカルグラスコートⅡLevel③
オリジナルのキープされてるNA6ロードスターVスペシャル、カラーはソリッドカラーのネオグリーンです。
10年キープするのも大変だろうに・・・・30年以上もその輝きをキープされてるとは驚きです。
私もNAロードスタークラシックレッドのオーナーで、ロードスター繋がりで静岡よりご来店頂きました。
お預かり期間は1週間小さな凹み直しとボディーのリフレッシュ&コーティングをご依頼頂きました。
それでは先ずは凹み直し「デントリペア」からご紹介しましょう!!
右のフェンダーに2ヶ所・・・ここは工具が簡単に入りますので楽勝です。
続いて右側のドア
ドア内部の補強のおかげで小さな凹みですんでますが補強のおかげで工具が届かない?・・・そんなことはありません隙間に入る工具で問題なく直ります。
問題のクオーターパネルは・・・
クオーターパネルに2ヶ所凹みが・・・ここは工具が入るか入らないかで運命が分かれるかも?
右側のドアに近い方の凹みは薄いのでプーリングで引っ張って直せました。
問題は真ん中のこれ・・・引っ張るには塗装の心配が付きまといます。
なのでトランクの右テールレンズ側から工具でアクセスを試みます。・・・・ぎりぎり届きます。
何とか押し出すことができましたが綺麗に直るところまでは行きません、凹みは浅くなったけど少し凸凹した感じです。
ですのでヘコミが浅くなったことでプーリングでの塗装の剥離のリスクは無くなったのでプーリングで仕上げました!!
続いてトランク
裏から何とか工具は届きました。
そしてボンネット
ここは・・・だめ、完全に2重になってて工具は全く入らず・・・・諦めますか?
これまでもNAのソリッドでボンネットをプーリングしたことはあります。・・・でこのレベルの凹み方であればプーリングで行けるはず。
塗装の負担を考えゆるめに引っ張ってみます。・・・・これを何回か・・・予想通り上手いこと出てくれました!!
よし、凹みはすべて無くなりました。続いてボディー全体のリフレッシュを行いましょう・・・
と言ってもこの綺麗さ・・・・
これリフレッシュ前の状態です。・・・このままでも十分?
いや細かく見ていくとね、オーナー様
では部位ごとにbfore⇒afterでご紹介しましょう
サイドマーカー周りのフロントフェンダーは一旦サイドマーカーを取り外して研磨&コーティングを行いました。
ここも簡単に外れますので
外して研磨&コーティングを!!
ここもね、
古いと折れたりするんですが・・・オーナー様はスペアまでお持ちだそうで・・・・問題なく破損することも無く元のさやに
これも簡単に外れます。
これ32年経過してる感じではありませんが一応外してリフレッシュしときました。
ボディー面の状態は・・・・
いやいや、磨くのがもったいないくらいの少ないダメージです。
ですので軽めに磨いてコーティング、コーティングは浸透型のグラスコートⅡを施工させて頂いてますのでこの上を定期的にお気に入りのオーバーコートをして頂ければ良いですね!!
ソリッドカラーはクリアーのない顔料塗料のみですので有機系のワックスコートが良いです。
有機系ワックスコートがクリアーの代わりになりますし、洗車傷等のダメージも埋めて消してくれます。
まあそんなこと言わなくてもこれまで維持されてるオーナーさん自身のやり方で良いと思います!!
それでは仕上がった状態を見て頂きましよう